「母親失格」(1 2006:09:27:15:11:01
「母親失格」…
あなたは、この言葉を自分に当てはめてしまったことは、ありますか?
それは、どんなときですか?
その気持ちは、もう拭い去ることが出来ましたか?
それとも、今もなお、その言葉があなたにのしかかっていますか?
私はこの言葉が嫌い。
私も、少なからずとも、自分にこの言葉を当てはめてしまったことのある一人です。当てはめた瞬間、ずずーんと、自己嫌悪でブルーになって、現実逃避をしたくなってしまいます。
なかなか泣き止まない赤ちゃんに、イライラを募らせ、ついつい八つ当たりをしてしまった時。
一時期母乳の出が悪くなって、ミルクに切り替えなきゃいけないのかな、と考えてしまった時。
どうしても手を離せないときに、赤ちゃんが泣き始め、そばに行きたいのに放っておいてしまった時。
ついつい、やりたいことに夢中になって、一人遊びをしている息子の小さい後姿に気付いてしまった時。
でも、私は考えたんです。
母親失格…例え、自分がそうだったとしても、我が子を手放すことになるわけではない。これからも、この子が大きくなって、自分ひとりの力で生きてゆけるようになるまで、そしてその後も、見守っていく義務がある。
だいたい、「失格」って、そんな検定でもあるんか??
誰がそんなこと評価するの?まだまだ母親になって間もないのに、ダメな親だったかどうかなんて、分かることじゃないじゃない、と。
それ以来、自分がいけないな、と思ったときは、自分のことを
「不良かあちゃん」
と、戒めることにしました。…自慢できることじゃぁないですね(-_-;)。でも、「失格」なんてまるで母親でいることを否定される言葉よりは、まだ更正の可能性があるから(笑)、また頑張れる。
今、「母親失格だなあ、私…」と、しょんぼりしている、そこのママ。
あなたが例え自分を“そうだ”と思っても、子供にとっての母親は、
あなた一人しかいません。
だから、自分をそんなに責めないで。あなたが普段、かわいい赤ちゃんのことを第一に考えている以上、「失格」だなんて、ありえない。
あなたはれっきとした「新米かあちゃん」なんです。これから、徐々に母親らしさが身についてくるものなんです。
そう、例え、疲労のあまり、赤ちゃんに怒鳴っちゃっても、本当は母乳をあげたいと思っているのに、ミルクだけで育てていたとしても、泣いている赤ちゃんを少し放っておいてしまったことがあったとしても、ついつい赤ちゃんの遊び相手をサボってしまったとしても。
赤ちゃんのことを、赤ちゃんの将来を全く考えてあげられなくなったらそれこそおしまい。
今、世を騒がせている乳幼児虐待事件、それを目にし、耳にしたときに心が痛むなら、決して失格でも何でもないんです。
…なんて、常日頃「反省」が付きまとう私が、本当は偉そうなこと言えませんが。
(2001.07.07 記)
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