抱き癖? 2006:10:02:01:20:23
「赤ちゃんが泣き始めたら、抱き癖がつくからすぐに抱くのではなく、10分くらい泣かせておいてから、抱いてね。」
…と、病院などで指導されたことのある方、居ると思います。
何も知らない新米かあちゃんとしては、先生や助産師さん、看護師さんからそう言われると、「へえ、そうなんだ」と、思っちゃいますよね。
私も初め、病院に出入りしている助産婦さんにそのようなことを言われて、
『イコール、抱きたくてもすぐ抱いてはいけない』と、そういうものだと思っていました。
でも、先生からは、
「泣いたら、おっぱい・オムツ・温度湿度・全て要因を考えて、どれでもない場合は抱いてあげてね。甘えたくてスキンシップを求めて泣く場合もあるから。」
と、言われて、「さて、どっちが正しいんだろう。」と首をひねったものです。
そもそも、「抱き癖」とは何だ??
そう考えていた時に、手元にあった某ミルクメーカーの育児日記ノート。
パラパラとめくると、欄外に育児のアドバイスが載っていたのですが、そこには
「抱いてやりたい気持ちにかられながら我慢するのは、つまらないこと。」
と、ありました。
この、“抱き癖”というのは、戦後、GHQによってアメリカの育児方法が取り入れられた際に提唱された、女性の社会進出に伴う育児の人手不足を補う、言わば「大人の都合」であり、赤ちゃんの発育うんぬんのために言われている事ではないのです。
乳幼児期の赤ちゃんの情緒の発達に、密接な関わりをもつスキンシップ。これが欠けてしまうと、後々“甘え不足”で、将来色々な心配ごとにつながることが多いようです。
また、スキンシップによって育まれるいわゆる「母性」が育たない…要は、双方に何かと良くない影響を与えるかもしれないと。
私が今は無き某大手育児相談BBSで見かけた、「ひょえ〜〜!」な事例を挙げますと、
「産院で『泣いても10分くらい放っておいてから抱きましょう』と教えられ、その通りにしていると、徐々に15分、30分、と様子を見ていれば自然と泣き止み、今ではほとんど泣かない手のかからない子になりました♪」
って……そ、それはサイレントベビーとちゃいますの??と、内心はらはらしつつ、当時眺めさせていただいておりました^^;
勿論、直接お会いしているわけではありませんから、別なところで上手に愛情のバランスをとっていらっしゃったかもしれませんけれども。。
いずれにせよ、赤ちゃんの泣き声は「赤ちゃんの言葉・サイン」です。それをわざと無視して過ごしては、母子の絆に多少なりともヒビが入っても不思議ではないと思うのです…
そもそも、“10分”って何だよ?みたいな(笑)。自分では何も出来ない赤ちゃんを放っておくことに、何の意味・根拠があるんでしょうか。
抱き癖に限らず、小さいうちから寝室まで別、等々の昔のアメリカ式の考え方は、“自立”と“孤立”を履き違えたものだということで、今では否定的な意見の方が一般化してきているようです。
甘えるべき時期に、充分甘える事ができて、初めて赤ちゃんは自立をしていきます。
「眠る時に抱いてやらないと眠らない」「おっぱいを吸わないと眠らない」
これは、いずれ自立をするための、ごくごく自然な欲求。そう考えて赤ちゃんと接してあげましょう。抱き癖、大いにつけましょう。
…かといって極端に、泣き始めたら常にすぐ抱く、ということをしようとしても、どうしても手が離せなくてかまってあげられないことがあるのも現状。
なのに
「もう!こんなにいつまでも抱いていたら、何にも出来ない!!」
と、イライラしてしまったり、逆に
「ああ、あんなに泣かせてしまって。。。私ったら母親失格。。。」
と嘆いてしまうことはありません。
『なかなか眠らない赤ちゃん(2』でご紹介したベビースリングなら、新生児からでも使用出来ますし、しっかり腰が据わって、おんぶが出来るようになったら、おんぶをしながら用事を済ますことも出来ます。
おんぶや抱っこでは作業が出来ない場合などはベビーラックに寝かせてそばに置いてあげるとか、アイディア次第で色々対処の仕方はあるかと思います。
ちなみに私は、一人目のときは部屋が狭かったのでラックは購入せずに、居間にお昼寝用の長座布団を用意し、そこに寝せていました。
で、例えば台所に立っているときに泣いてしまって、しかし手を離せない。。。という時は、
「ごめんね〜〜!ママ、ここにいるからね、ちょっと待っててね!」
と、ダメもとでもひたすら声をかけ、家事が必要最小限、一段落着いたら
「お待たせ、ごめんね。」
と言って、ぎゅ〜ぅっっと抱きしめてあげていました。
誰かの手を借りられない核家族の場合、こういう方法でもいいのだと思います。
それほど抱っこに神経質にならずとも、この程度ならサイレントベビーの心配は無いと言ってもよいでしょう。
…つか、「抱いていないと泣く」のを理由に何度か家事一切を放棄したワタシ(笑)。ええ、夕飯は“ダンナに頼んでほか弁”が得意技でした。ふふふ。
自分の体力と時間の許す限り、めいっぱい甘えに応えてあげて、止むを得ないときは、あとでその分を埋めるつもりで抱きしめてあげましょう。
そうすれば、いつまでも甘えん坊で困る、なんてことはなく、そのうちこっちが抱きしめたくても、するりと逃げられてしまう日が来てしまいます…
スキンシップ話ついでに、余談。みなさん「チュー」、してますか??
よく、
「虫歯のもとのミュータント(ス?)菌がうつるから、ほっぺにチューで我慢してる」
っていうママさんがいるようですが、それって意味ないらしいのですよ。
赤ちゃんの正面30センチ以内(…だったかな??)でお話するだけでも、その菌はうつると何かの本で見ました(情報ソースが薄ボンヤリでスイマセン…)。
…つまり、赤ちゃんをあやしている時点で、もうほぼ手遅れってことですよねえ。。。??いや、確かな情報かどうかは自信ないんだけど^^;
つか、ママやパパが一生懸命そのように努めていても、ジジババがさっさとチューしてたらも〜意味なかったりして(爆)。
そんなことなら、も〜〜、めいっぱいチューして、歯が生え始めたら、正しい歯磨きの仕方と、虫歯は痛いのよ〜っていう話をきちんと教えてあげるほうが、いいような気が…しない??…私だけかしら、そう思うの(笑)。
と、いうわけで、我が家の子供らはほお擦り・キッス地獄に見舞われています…
別の意味で「気の毒」という話も。(*´ェ`*)えへへ。だってかわいいんですもの。
(2001.07.01 記) 2006.10.02 一部修正・加筆
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