母乳育児のすゝめ 2006:10:02:02:01:48
皆さん、「母乳育児」と聞くとどんなイメージが湧きますでしょうか。
赤ちゃんにとってかけがえの無いもの?
でも、分かっちゃいるけど預けられないしめんどくさいし、不便極まりないしスタイリッシュじゃない?
古くさい感じ?
つか、アタシは出ない体質だから関係ない、とか??
まあ、色々あるかと思います。。
けど、聞くところによると、妊娠中の女性の約9割が「母乳で育てたい」と望んでいるんだそうです。
その願望の強さの度合いは大なり小なりあるとは思いますけどね。
「絶対に!」とか、「まあ、出来れば…」程度とか。
「牛は牛の乳、犬は犬の乳、人間は人間の乳で育てるのが自然だ。」
…と、私の知り合いが言っていました。前述の妊婦さんたちの願望にもそれが表れているのかもしれないですね。
しかし現在はその“自然で当たり前のはずな事”が、困難な環境となっています。
9割の女性が望んでいる母乳育児、実際に実現されている方は全体のおよそ4割。初めからミルク栄養を希望している人も含め、10人に6人が何らかの形で母乳育児を断念してしまっているのです。
さて、何故今の日本ではそんなに母乳育児が困難な状況となってしまったのでしょうか。
戦後、メディアが発達し、多種多様な情報が手に入るようになったことで、便利な世の中になったかに見えますが、逆に情報が溢れかえってしまい、我々受け取る側が、そこから慎重に自分が必要とするものを選ばなければならないという状況になってしまいました。
育児に限らずあらゆるジャンルで、発信する側の都合(主にスポンサー)に片寄った情報ばかりが当たり前のように横行しているのが現状なのです。
雑誌を講読されている方ならお気付きと思いますが、一見役立ち情報と見える記事の片隅には、必ずスポンサーの情報や商品の案内が記載されていますよね…
栄養士による相談コーナー…とあれば、プロの回答だと信頼を寄せがちですが、よく見るとメーカー勤務の栄養士さんだったり・・・
うっかり油断をしてはいけません。雑誌だけではありませんよ。
産後、一番最初に接触する栄養士さん。小児科での健診のあとで栄養相談を受けてくれる栄養士さん。大方がメーカー勤務のはずです。
つまり、現在『一般的に言われている母乳育児の仕方』そのものに、問題がある…ということになってきてしまいます。母乳育児をする上で重要な情報が、手に入りにくいんです。
だから殆どの人が、何が何だか分からぬまま、自分には母乳育児は出来ない、向いていない、と、諦めていってしまっているケースが多いのではないでしょうか。
さて、私の知っている範囲の「母乳育児のメリット」です。挙げるまでも無いものも多々ありますが、あえて紹介します。
■授乳、ただそれだけでも赤ちゃんとの親密なスキンシップを図れる。
食事としての役割だけではなく、赤ちゃんの心のよりどころでもある。
泣いてる子を一発で泣き止ませる!効果大。
手っ取り早く、子に対する愛情を増幅させることが可能(母性のスイッチオン)。
■産後間もない授乳行為により、子宮など、母体の回復を早める。
■長い期間続けることにより、乳癌・卵巣癌等の発症率を抑えることができる。
■人間の赤ちゃんに必要な栄養が、これだけで充分取れる。
(但し、ビタミンK2のみ不足しがちということで、生まれて間もない赤ちゃんに
シロップを添加することはあります)
■お母さんの免疫が母乳を介して赤ちゃんに移行し、病気に掛かりにくくなる。
■鼻呼吸を促す。咀嚼力(噛む力)が優れる。
■常に適温で安全な食事を提供出来る。出先でも調乳に困らない。
■なにしろコストゼロ。経済的。
■なにしろ、痩せる。
妊娠中に身についた脂肪は、母乳育児に備えるものであり、
授乳で燃焼する1日あたりのカロリーは、実に数万キロ歩いたものに相当するんだと。
■赤ちゃん自身の将来的な肥満を予防するとも言われている。
■手間いらず。調乳の必要がないから、夜中もポロッと出すだけ。
外出時も、荷物を揃える必要がない。
■離乳準備食が必要ない。母乳はその時々で味が違うから「味慣らし」は不要。
最低6ヶ月までは母乳だけで充分。
また、面倒な離乳食に頭を悩ませる必要がない。
■離乳がある程度完了している場合でも、体調を崩し、食欲がないときなどは、
唯一の栄養源として活躍。
■SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防になる
――っと、充分魅力的じゃあないですか。…というか、言葉は悪いですが、人間の赤ちゃんのための人乳ですから、メリットが無くては意味が無いわけで。
ちなみに、私の言うところの「デメリット」も一応申し上げておきます。
▼頻回授乳は、慣れるまで辛い。
▼ちょっと油断をすると、乳腺炎を起こして辛い。
▼授乳をする際に、ちょっと人目が気になる。(授乳服等のアイテムで解決可)
▼寝る時におっぱいを欲しがるので、日中でも長時間預けて出かけるのが難しい。
(搾乳で解決可)
▼深い眠りにつくまで、おっぱいを離さないので身動きが取れない。
(逆に、おっぱいをあげることで“秒殺・夢の中”も可・笑)
……すんません、殆ど自分勝手な理由ばっかりです^^;
でも、逆に言えば「ほんの一時期のこと」と割り切って、可愛い我が子のためと思えば我慢できる程度だし、工夫すりゃ解決するわなー、と思った次第です。
ミルク育児に対する私の価値観はあとで触れるとして、中でも私が母乳育児にこだわった理由は何か。
それは…
「タダだから。」「楽だから。」
…それ以外のなにものでもありません(爆)。私にとっては、これだけでも充分魅力的でしたから…
「母子間のスキンシップ」「完全栄養食」…そういったものは、「タダ・楽」に付随してくるラッキーなオマケのような感覚でした。そして、「タダ・楽・その他母乳育児のメリット」だけでなく、「デメリット」も含めて、母乳育児が、私の初☆育児生活を“楽しいもの(楽に)にしてくれた一つのきっかけ”だったと感じています。
だから、そういう意味でこれから出産されるプレママの皆さんや、産後間もないママさんには、この場を借りて母乳育児を勧めたいし、相談されたら私なりに分かる範囲でアドバイスをしたいとも思っています。
その母乳育児を成功させるためには、それなりにちょっとしたコツというか、努力も必要になってきます。ここで、多くの新米ママたちが、産院や小児科、雑誌やパンフレットなどの媒体から正しい知識を得ることが出来ないどころか、誤った情報を吸収してしまい、漠然とした罪悪感を抱いたまま次々と挫折していってしまうのが現状のようです。
産院や小児科の先生方やスタッフの皆さん、保健師さん、栄養士さん…皆さん専門家です。それでオマンマ食ってらっしゃいます。
ところが驚くなかれ!この母乳育児に限っては残念なことに、何故か正しい情報をお持ちでない方が多数いらっしゃるんです……。信じられますか。
別に、専門家の皆様を一からげに批難しているわけではありません。ご理解のある方もたくさんいらっしゃいます。ただ、そういう良き理解者・指導者に運悪く出会えないお母さんも、また多いわけです。それが現実なんです。
実は、私も産後1ヶ月位のときに、母乳枯れの危機に見舞われました。
でも、インターネット、出来る環境にいてホントに良かった。。。現在は、お蔭様で母乳育児歴延べ6年目を迎えようとしています。
母乳育児を軌道に乗せるための基礎知識・テクニックは、順を追ってご紹介させて頂きたいと思います。
「母乳育児って、色々行動や食事に制限があって、大変。。。」
そんなことはありません。
きちんとおっぱいと赤ちゃんを知ることで、とんでもなく楽になるんです。母乳育児の楽しさを知った人は、二人目、三人目でミルク育児を望む人はいない…といっても過言ではないでしょう。うん。。
…って書くと、ミルク育児を否定しているように聞こえちゃうかもしれませんが。そうじゃなくて、
「調乳の一手間、ズボラな私にはとてもじゃないけど絶えられん〜〜〜orz」
というレベルの話だったりして。
そう、「不良母に“もってこい”」なんですよ、母乳育児……。ふふ。。
ほんっと、スンマセン。
(2003.06.15 記) 2006.10.02一部修正・加筆
トラックバック
- このエントリーのトラックバックURL:
※「当サイトにおけるトラックバックの考え方」にご理解頂ける方はどうぞ♪
















