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ミルク育児中のママへ 2006:10:04:10:10:49

[ おっぱい ]

「おっぱい」カテゴリーの記事を一つ一つ読んでいくと、非常に複雑な心境に陥ることと思います。
母乳・ミルク…といった話題は、実際「子育てのスタート」に位置するためにデリケートな存在です。

しかしながら、多くの人が情報源として頼りにしている育児雑誌では、“スポンサーに囚われない母乳育児の正確な情報”が手に入りにくいということから、敢えて私は掲載を続けています。
先の「待った!ミルクを足す前に」でも触れていますが、決してミルク育児を否定しているというわけではありません。
そこに至るまで、様々な葛藤があるということは充分理解しているつもりです。

『母乳育児を軌道に乗せる』という目的を達するためには、中には
 “見守るご家族が理解を示し協力的である”
 “身近で母乳育児の知識が豊富な専門家がサポートしてくれる”
…ということが、非常に重要な場合もあります。このサイトに書いているだけでは、上手くいかないことだってあるでしょう。

ただでさえ、母乳育児にとりわけ熱心ではない産院でも、調子よく母乳の出るママ、出ないママ、いるものです。
そんなときに、授乳が病室内ではなく「授乳室」という別室を用意され、いちいち集まることを義務付けられている場合、そのプレッシャーは想像だに出来ないほど苦く辛い思い出でしょう。
(ちなみに私、入院中に設けられた「おっぱい教室」の中で、周りのママさんが搾乳の練習でシューシュー100ccとか搾ってるのに、一人1滴・2滴ポタポタ…で、ものすごく焦り、その晩乳輪にアザが出来るほど練習してもやっぱり出なくて嘆いた人なんですよ。)

ですので、それぞれの置かれた環境の中(その時点で持ち合わせていた情報量を含め)、「可能な範囲」で実現できたのなら、それで構わないのではないかと思います。

もし今現在、母乳育児・ミルク育児に関してモヤモヤとしているところがあるのなら、目を閉じて思い出してみてください。
ミルクを足す、と決断したとき。
あなたは誰のためを思って決断をされましたか?

…きっと、目の前にいるかわいい我が子のためだと思います。
この子にもしものことがあったら、どうしよう。そういう気持ちで、恐らく必死だったのではないでしょうか。 それなら、後悔しないで欲しい。
我が子のために最善を尽くしたのですから。その笑顔をこれからも守って欲しいです。

また、母乳育児が辛くて耐えられない思い出となってミルクに切り替えたのならば、その辛い間頑張ったご自分を褒めてあげてください。労ってください。
自分が苦しくてどうしようもないと感じながらも、赤ちゃんの「母乳を飲む権利」のために。本当に良くがんばりました。

中には、職場復帰など後々のことを考えて、初めからミルクを選択した方もいらっしゃるかもしれません。
正直、今の日本は『母乳育児を続けながら仕事をしたいママ』に優しい環境とは言えません。前向きな気持ちで選択をしたのなら、きっと後悔はしていないこととお察しします。

「母乳を与える」という行為だけが、子供たちの運命を左右する・子育ての全てというわけではありません。母乳を与えることで、子育てが「楽になる」ことはありますが。
大切な部分は、その分いっぱいスキンシップをすれば、充分補えます。
私のOL時代の先輩で、一ヶ月で母乳がSTOPしてしまい、それ以来ミルク栄養だけで育てていた人がいます。
でも、彼女は赤ちゃんが眠くなったとき、殆ど出なくてもおっぱいをあげてました。赤ちゃんは、その乳首の感触で安心するのか、すやすやと眠ります。
何だか微笑ましい光景で、漠然と「おっぱいっていいな〜」と、まだ妊娠中だった私はそういう感想を持ちました。
彼女がしていたのがまさに、「母乳育児」なのだと思います。

また、もし「二人目、三人目に恵まれた時こそ母乳で」…とお考えの方は、次ページや「お産」カテゴリーを参考に、母乳育児に優しい産院か、こちら側の意見を汲んでくれ、信頼関係をしっかり築ける産院を探してみて下さい。
以前母乳が出なかった方でも、ポイント(母子同室・同床、時間にとらわれない授乳、乳首の含ませ方etc…)さえ抑えれば、時間はかかっても実現できることが多いのだそうです。
私がお世話になった「WHO母乳育児を成功させる10か条」を実施している産院では、成功率は9割だとか。

そして、万が一トライしてみてもやっぱり難しい、という場合は、リスクを理解した上でミルクに頼って構わないと思います。

最後に、これを期に『医療との関わり方』も是非考えてみてください。
私自身もそうですが、お産や母乳育児だけに限らず病気や怪我をした際に、つい『医療従事者まかせ』にしていませんか?
よく分からないから「先生にお任せします」
でも何かあってから「ひどい!訴えてやる!」
そういうことのないよう、普段からのコミュニケーションを大切にし、しっかりとした信頼関係を築いていくことで、きっと病院って変わっていくものではないかと思います。

何でも他人のせいにするのは簡単。
しかし後悔しないためには、事態に直面したときに、置かれている状況をよく知り、一般論に流されるのではなく自分の考えをしっかり持つことも大切。
きっと、今後の生活に生かせる面は多々あることでしょう。

おまけ。

ミルクママの怒りNO1!は、恐らく道端ですれ違う他人(特に年配のオバチャンかな?)による
「母乳は栄養があるのよ〜」攻撃でしょうか。
通りすがりの他人は、自分の言動に責任なんて持ちません。カチンとくるでしょうけど放っておきましょう。
そして、将来そういうオバサンにならないよう、是非肝に銘じて下さい(爆)。

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 '06.10.04(水) 10:10
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