離乳食について 2006:10:04:14:11:51
離乳食とは、赤ちゃんが乳から固形の食べ物へと慣れていく過程として用いられるものですが、開始時期は大体いつ頃から、とお考えでしょうか。
一般的な指導によると
「生後2〜3ヶ月ころから、薄めた果汁や野菜スープをスプーンで与える」
「生後4ヶ月ころから、裏ごしした野菜やおもゆを与える」
…というような感じでスタートすることになっているようですが、実はコレが赤ちゃんにとって良くない、とする専門家の意見があります。
米国小児科学会では2001年、
「母乳栄養児には6ヶ月前には果汁は、決して与えてはならない」
として、禁止を勧告しました。
理由は
・果汁の糖分は高いため、細菌で発酵してガスを発生したり、下痢の原因となる恐れがある
・甘い果汁を与えることで母乳や人工乳を飲まなくなり、栄養不足になる危険性がある
ということなのだそうです。
何故、離乳の準備食として果汁を飲ませることを良しとされてきたか、という背景について、
聖マリアンナ医科大横浜市西部病院周産期センター長の堀内教授は次のように解説しています。
赤ちゃんは4,5ヶ月頃、血液のヘモグロビンがFという胎児型からAという成人型になります。このとき鉄分が多く必要になるのです。
昔の人工乳は、鉄分やその吸収に必要なビタミンCを含んでいなかったため、かつては果汁を与える意味がありました。けれども、現在の人工乳はビタミンCも添加されています。
もともと母乳の場合は鉄分の吸収が良く、ビタミンCの補充は必要がなかったのです。
(赤ちゃん学を知っていますか?―ここまできた新常識 より抜粋)
前出の米国小児科学科では「母乳栄養児は、〜」としていますが、ミルク栄養であっても果汁を与えることに意味を成さないと考えられます。
また、早期離乳に反対する専門家の中には、アトピー性皮膚炎の原因説を唱える人もいます。
何故、今のような指導が主流となったのか。
それは、高度経済成長期に入り女性の職場進出増加をもって、離乳時期を早めて少しでも育児の負担を軽減させようと、当時の厚生省がアメリカのやり方を取り入れたのが始まりでした。
決して、赤ちゃんのためではなかったのです。
では、適切な離乳食の始め方とは。
動物は、歯が生えてからママのおっぱいから肉や草木を食べるようになります。歯が生える前からおっぱい以外のものを口にするのは、私の知る限りでは人間様だけではないかと。
…つまり、歯が生え始める頃・大体6ヶ月頃からはじめるのが無難ではないでしょうか。
歯が生えてきた・6ヶ月になった。さぁ始めよう。そう急ぐ必要はありません。始めるタイミングは重要です。
目安は家族が食事をしているときに「じ〜っと見つめている」「一緒にモグモグし、食べたそうにしている」「ヨダレを垂らしている」といったサインを見つけたら、スタートのチャンスです。
ちなみに母乳栄養の場合、極端に言えば1歳まで離乳食を与えなくても影響はないそうですし、既に与えているのであればやめなくても構わないと思います。
ちなみに我が家では、上に挙げた情報はあとから入ってきたものだったので、マニュアル通り5ヶ月から開始しました。
しかし、赤ちゃんは全く受け付けようとせず、ちっとも本の通りには進まない状態。
結局、夏の食欲減退をきっかけにまた母乳だけに切り替え、1歳近くなってから、改めて始めたところ、1歳半を過ぎ、当時がウソだったかのようにモリモリ食べるようになりました。
(ちなみに、2006年現在、我が家の家計の食費を圧迫するほどの食欲を見せていますorz)
これは聞いた話なのですが、母乳栄養の赤ちゃんは、ドロドロとしたものを嫌う傾向があるみたいです。
そう言われてみると、何となく心当たりが…。
ただ、6ヶ月頃から開始したとして、気をつけなければならない点は、離乳食の本に「牛乳や卵黄、バター」など、かなり早い段階で使用可能と表記されています。
しかし、赤ちゃんの腸はたんぱく質をなんでもかんでも消化して、それが抗体を作ってアレルギーのもとになるのだそうです。ですから、あんまり早い時期にたんぱく質を含むものを与えない方がいいのだとか。
出来れば、牛乳・タマゴ・大豆といった3大アレルゲンと呼ばれるものを含んだ食品は、1歳を過ぎるまでは控えた方がよいと思います。
母乳を沢山飲む赤ちゃんは、栄養源としての離乳食を殆ど必要としませんから、無理強いだけはしないで下さい。あくまでも離乳食は「食べる“練習”」が目的であり、1さじでも大きく口を開けて食べてくれればOKです。
また、与える食品については、おかゆから、というのが一般的だとは思いますが、我が家では二人目のムスメは、手に持てるくらいの大きさで、指でつぶせるほど柔らかく茹でたニンジンやダイコン、カボチャといった野菜や、同じく柔らかく炊いたご飯のオニギリから始めても大丈夫でした。
乳輪部まで咥えて噛み潰すように飲むことで、咀嚼筋が鍛えられているそうで、そのためなようです。
(これは、前述の「母乳の子はドロドロを嫌う…」という話を聞いて、試したわけです。情報ソースが見つからないのが残念です…見つけた人、いらしたら是非教えてください><;)
※07.05.22 追記※
にゃん♪さんより、情報ソースを頂きました!ありがとうございます!
矯正歯科医が教える満1歳で離乳が終わる“らくらく”育児―今の離乳食はまちがいだらけ
こちらに、同じような記述があるそうです。今度読んでみますね><
与える際は、食べさせようとムキにならず、目の前にポン、と置いて、ママとパパはその横で美味しそうに自分たちのご飯を食べながら、たまに手伝う程度で充分です。
二回食・三回食へ進むにあたっては、本などでは自動的に「7〜8ヶ月から」とか、「9〜11ヶ月から」と記されていますが、これらはあくまでも目安です。実際は、「赤ちゃんがハイハイを始める頃」「伝い歩きをするころ」が適当なそうなので、あせらずに、赤ちゃんのペースに合わせて進めてください。
なお、この時期も、母乳を一日に8回以上飲む赤ちゃんに関しては、1さじしか食べないからと言って嘆かなくても大丈夫です。2歳くらいまでは母乳中心で構わないからです。我が家も、そうですし。
また、1歳を過ぎて、沢山動き回るようになれば、自然とお腹がすいて、ご飯も食べられるようになります。
【参考】
おっぱい育児WEB >> おっぱいQ&A
アレルギーっ子の生活
お産とおっぱい 楽しく行こうよ!!
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