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ポジティブシンキング! 2006:10:23:11:55:07

[ お産 ]

妊娠が分かった時、大抵の場合は新しい命が宿ったことに喜びを感じると思います。
また、それが“思わぬ出来事”であって戸惑うことはあっても、エコーなどで赤ちゃんが可愛らしいしぐさを見せたり、元気に動いている様子を目の当たりにしたり、胎動を感じたりということが重なって、徐々に妊娠を肯定的に捉えられるようになった、という人もいるかもしれません。

でも、この時期の妊婦の精神状態は不安定にもなりやすく、つわりや人間関係などで不安にかられたり、ストレスを感じることで逆にマイナスの方向へ行ってしまうこともあるでしょう。

私自身も、3度の妊娠で3度ともつわりがどちらかというと強い方で、その度にナーバスになってしまう方でした。早く終われ、早く終われ、と思いながらダラダラ過ごしてたと思います^^;
でも、これでは妊娠生活そのものが楽しめないですよね。たった10ヶ月、されど10ヶ月。この期間が辛く長く感じると、その後のお産・育児にも、そして次の妊娠にも多少なりとも影響が出ないとも言えません。

少しでも妊娠生活を楽に過ごすには、やはり気持ちの問題も大きいと思います。

去る'02年11月10日、私は福島市で開催された『いいお産の日inふくしま』というイベントに参加させて頂き、プログラム最初のシンポジウムのみ参加させて頂いたのですが、当時3人目を妊娠中の方がこう言っていました。

「前2回の妊娠時と情報量の差もありますが、今回の妊娠が一番楽に過ごせています。今は、お産の日が楽しみで仕方がありません」…と。

素敵だな、と思いました。我々も、そんな風に過ごせたら、きっとお産も、その後の育児も楽しく迎えられるに違いないでしょう。

その方も、つわりが3度ともあったようですが、吐きそうになったときに、

「出しちゃえば楽になれる♪…あー今日もこれですっきりした!」

と割り切って過ごしてたそうです。
吐き気がするしないに関わらず、「具合悪い具合悪い」とゴロゴロしていた私とは大違いです。何でもプラス思考でいられると、辛さも大分違うものなのかもしれません。

ちなみに脱線しますが、私の場合は吐きづわりだったのですが、終わり間近に発見しました。つわりは身体が冷えている時に特に酷かったように思います。
丁度真夏の盛りでしたが、エアコンで底冷えするようなところにいると、もうダメでした。…とはいえ、これも個人差かもしれません。
でも、妊婦は冷えは大敵です。つわりに関係あるなしは別として、身体は冷やさないようにしましょうね。
あと、便秘。「お通じ」がよろしくないときは、特に吐き気が強かったように記憶しています。食事に気をつけたり、適度に動いて「お通じ」つけるのも、大切ですね。

ところで、最近の乳幼児精神医学は、胎児・新生児・乳幼児の能力と心の発達について、驚くべき知見が紹介されているそうです。
様式のない、様式を超越した感覚=無様式の感覚という概念で、言葉の意味自体を理解してはいなくても、声の抑揚や声色、抱き方の感触などの雰囲気を微妙に感じ取っているというのです。

お子さんがいる方は、そう言われてみればなんとなく…と思いませんか?

まだ言葉を喋れない3〜4ヶ月の赤ちゃんでも、自分がイライラしているときに限って泣き止まなかったり、優しく話し掛けると、目を見つめてくれて、時には微笑んでくれたり……

それが、胎児にもあるというのです。

妊娠期間中、両親が愉しく過ごしていれば、それだけでお腹の赤ちゃんもまたその雰囲気から両親の愛情を感じ取り、心身ともに健やかに成長する。これだけで充分胎教になる――英才教育目的よりもよほどステキなことに私は思えます。
単純に考えても、両親に愛されて、対面する日を心待ちにされて生まれてくる子は、幸せだと思います。

現実的には、妊娠生活がそれほど大切だと分かっていても、人間関係にしろ経済面にしろ、何でもこちらの思うようにいかないものかもしれません。
でも、それすらもポジティブに考えることが出来れば、妊娠しているしていないに関わらず、いい方向へ流れていくことだってあると思います。。言うのは簡単ですけど^^;

私の例で言いますと、現在の妊娠で中期に入る頃から腰痛が始まり、辛いと思えば思うほど酷くなっていくようでした。ほんの少し痛んだだけでも、もう生きていけないと思うほどどん底まで落ち込みました。連日泣き崩れていました。
しかし、お産への思いを馳せるようになってからでしょうか、相変わらず痛むものの、泣くほどの事じゃなかったわ、と思えるようになりました。お恥ずかしい限りです。。

「私って単純かも。」と思う方は、日々の暮らしの中に何か一つでも楽しみや目標を見つけると、気分も全然違ってくるかもしれません^^
但し、中には『マタニティーブルー』に代表されるような“気分の問題”ではなく、妊娠中毒症や鬱など本当に深刻な問題を抱えているケースもありますので、じっくり自分自身を観察し、場合によっては専門の方に相談するなどしてみましょうね。

妊娠中のストレスは、生まれてからの赤ちゃんの情緒にも影響すると言いますし、上手くストレスを発散する方法も見つけつつ、楽しく過ごしましょう♪

 

さて。出産前に、誰もが心配することと言えば『陣痛』…つまりお産に伴う痛みですね。よく聞かれるのは、

「障子の桟が二重に見える(これ、ばーちゃんに言われました^^;)」
「鼻の穴からスイカが出てくる(誰か経験したのでしょうか・笑)」

と、この辺でしょうか。先輩ママさんに、時には自慢げにこんなことを言われておびえてしまったり、また経産婦さんだと、

「あ、あの痛みを再び味わうのか…」

と、ちょっとブルーになったり…するのかな。
私はむしろ、陣痛の痛み逃しが上手くできなくて過換気症候群になったのがトラウマ状態でしたが。

この陣痛や出産時の痛みさえも、プラス思考で和痛の効果があるとしたら……!?

陣痛は何のために起こるかは、分かりますよね。「赤ちゃんが生まれるための痛み」。これに、ちょっとプラスしてください。

「赤ちゃんが生まれるために大切な痛み」

これを“赤ちゃんとともに力を合わせて”乗り切って、初めて感動の対面を果たせるんです。
母親と子どもの最初の絆を結ぶためにとても大切なんです。

後の『分娩直後と赤ちゃん』でも触れますが、身体よりはるかに細い産道を、全身を圧迫されながら、それでも母に会いたくてがんばっている赤ちゃんを、少しでも楽にしてあげられるのは、病院の先生でも看護婦さんでもなく、母親自身なんです。それをまず意識してみます。

「この痛みを二人で乗り越えれば、赤ちゃんに会える!」

そう思ってお産に臨むと臨まないとでは、くどいようですがその後に大きな違いがあるでしょう。…ちなみに私は、初めてのお産では微塵もそんなことは考えていませんでした。。

母親自身も苦しいことは苦しいでしょう。
でも、赤ちゃんだって、その小さな身体で必死に耐えて生まれてこようとしているのです。そんな健気な姿を想像したら、早くこの子を楽にしてあげなければ!我が子のために頑張らなければ!という気持ちが芽生えませんか?

我が子のために出来ること、それはリラックスすることです。
無理ないきみは、余計赤ちゃんを苦しめるだけ。痛みを越えて冷静さを取り戻すことで、赤ちゃんにとって優しいお産となるわけです。
これは、“ソフロロジー式分娩法”に基づく考え方なのですが、他の分娩法でも、この精神を応用することは充分可能です。

また、上記に出てきた3人目妊娠中の女性曰く、

「二人目をお産のとき、陣痛中、落語の有線放送を聞きながら主人と大笑いしていました」

だそうです!そんなリラックス法で、お一人目のときよりも格段とお産は楽だったとの事です。

安産の概念は、人によって違うと思います。
短時間でスッポンと生まれたら、安産。で、正規産といわれる範囲内でも、長く感じたら難産。
そういう人もいれば、短時間でも苦しんだから難産で、分娩そのものに時間は相当かかったけれど、自分自身納得の出来るステキな経験だったので、安産。そういう言う人もいるかもしれません。

同じ安産でも、短時間で済むに越したことはありませんが、どっかの誰か(汗)みたいに、

「あ〜終わった。やれやれ」

…なんて、お産を「妊娠の終点」として区切ってしまうのではなく、少しくらい時間がかかっても

「私と赤ちゃん、辛かったけれど、二人で頑張って乗り越えた!」

と胸を張って言えて“赤ちゃんとのこれからの生活の始まり”と思えるような、ステキなお産がいいなぁ…と、私は思います。

(2002.11.21 記) 2006.10.23一部修正・加筆

いいお産の日
1994年、出産の現状をもっと多くの人たちに知ってもらおう、今のお産の状況を少しでもよりよいものにしていこうという志の元、11月03日を「いいお産の日」と命名。
お産が女性と赤ちゃんにとって、安全で優しく尊厳あるものとなるように、家族が、医療者が、互いに考え語り合う日として提唱している。
2002年より、プロジェクトとして生まれ変わった。
関連:「いいお産の日」プロジェクト 公式サイト

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ソフロロジー式分娩法
受胎とともにこの世に生まれた新しい命を、胎内生活→出産→育児へと続く一連の生命の流れの中で一貫して家族の一員と捉えて取り扱い、陣痛をただの痛みではなく「赤ちゃんを生み出すために必要なエネルギー」と考える。
三大目標は
1.母親としての新しい自分を全面的に認めることが出来る→母性の醸成と確立
2.妊娠期間中、調和を持って暮らすことが出来る→胎教
3.分娩を自分自身でコントロールできる→自立分娩
参考:日本ソフロロジー法研究会
    母乳育児への誘い

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 '06.10.23(月) 11:55
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